happy toy

毎日夢遊病

「最後まで読んでくれてありがとう」とか文末に書く煩わしさが大事なの

いや、本当に自分何やってんの??って思う。
全部全部綺麗な思い出としてぎゅうぎゅうに宝箱に詰めたはずなのにその箱はそのまま、隣に新しい箱の準備をし始めてるの、否めない。




担当ってめちゃめちゃ重くて本来ちょっと自分には荷が重いくらいだったのに深澤くんに出会ってから初めて担当というものを意識して、担当ってことでやってこられたというか変わらない存在、唯一無にであって…そりゃふっかのオタクしてた時はそれが当たり前だから彼が本当の意味で「トクベツ」なんだってこと、気づくことすらできなかったのだけど。離れてみて色んな人を好きになり、その都度できる限り気持ちを向けてきたつもりだし、実際気持ちを向けてきた。けどことあるごとに過去ばっかり振り返って馬鹿みたいだなって思ってた。でも嫌いになりたくてもなれなくて無関心になりたくてもなれなくて、結局たまに見たところで好きだなあって結論にしかならなくて。




この前カレンダーを見ながら深澤くんとお別れしたあの春はまだ平成で、そこから令和色んな男の子に彩ってもらったけどやっぱり心地よいのはここかもしれないとまた戻りそうな気配を感じている。でも簡単に戻ろうと思えないのが面倒臭いオタク。そう、自分が一番わかってます。




好きな気持ちに抗うくらいなら好きな気持ちに降伏したいって思ってしまう。往生際がどこまでも悪いタチだから。




笑うと目が無くなっちゃうところとか、「あはははは」って表現がぴったりの笑い方とかなんか、言い出したらキリないけど一挙一句にときめきと懐かしさを感じてしまって「え、深澤担ど新規??」って人格と「あーはいはい、このパターン」って懐古する厄介な人格が入れ替わり立ち替わりやってくるので一人で勝手にパニックパニック〜〜!執着かなって思う瞬間もあるし、何がそんなに好きなの?って聞かれたら全く答えられないけど(全くは嘘、顔がまじで好き異性としてタイプ)
それでもやっぱり惹かれちゃうから恐ろしいよね。




思い出で自給自足できるタイプだから永遠に思い出に縋りついて成仏できない。初めはしようとしてたけどもう半ば諦めの境地。思い出は確かにいつも綺麗だけど欲張りなのでそれだけじゃどうしたってお腹が空いちゃう。何のためにオタクやってんだ?とかふとした時に思うけどそもそもオタクって考えてする物じゃないものね。その割にすぐ考えて哲学?みたいな話、よくしてるの見かけるし私自身もしちゃうけど結局のところ頭より心だろ!!みたいなところに落ち着きそう。





あの冬わたしはそのまま追いかけられなかった
あの冬わたしは変化を受け入れられなかった
あの冬わたしは彼を卒業した






でも、彼を卒業しきれてなくて未練しかなくて
この秋、また君に恋をしそうです





変化受け入れられました?って聞かれたらすぐ首を縦にはふれないし、適当な態度できっと濁してしまう。なんでそのまま追いかけられなかったの?って聞かれたら言葉に詰まってなにも言えなくなる。それでも喉元過ぎれば熱さ忘れるじゃないけどあの当時の色々はうまく噛み潰した気はしてる。ずっとね、見てきたわけじゃないからね。




あと数日でまた一つ年を重ねるんだけど、いつかの秋も同じようなタイミングで深澤くんに降りるかメソメソ悩んでたな、なんて。




でもそれでいてかけもちしますって気持ちはそんなない。だってかけもちなんて器用なことできる自信ないもん。もう特別ってことで良い?って思うけどなんかそうすると色々不便なこともありそうだもんね、困ったことに。








着地点のない宙ぶらりんな気持ちを
宙ぶらりんなまま、残したくなった秋の昼下がり。




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